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平成28年度林業普及指導職員 近畿ブロックシンポジウム~最優秀賞は京都府~ 2016/11/01

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 平成28年度林業普及指導職員 近畿ブロックシンポジウム(開催県:兵庫県)が、9月8日(木)~9日(金)に、兵庫県神戸市(兵庫県土地改良会館)で開催されました。
 各県の普及指導職員が取り組んでいる活動内容の発表では、京都府(菊谷 茂氏、志方隆司氏)の「林業普及指導における担い手育成の取組~林業大学校等との連携~」が最優秀賞に選ばれ、12月1日に開催される「林業普及指導員全国シンポジウム」(林野庁主催)で近畿ブロック代表として発表することが決まりました。

<発表者及びテーマ>(敬称略)
○奈良県北部農林振興事務所農林普及課 主任主事 植田拓也
 「環境と林業経営が両立する持続可能な森林づくりに向けた人材育成システム
 について~スイスに学ぶ森林管理制度と人材育成~」
○三重県津農林水産事務所森林・林業室林業振興課 主幹 竹本達男
 「地域林業の担い手育成支援~新規就業と自伐型林業への活動支援~」
○滋賀県中部森林整備事務所 主幹 寺尾尚純
 「里山地域で進む森林整備と木材・薪利用」
○京都府農林水産技術センター農林センター森林技術センター
 林業革新支援専門員 菊谷 茂
 林業大学校 教授  志方 隆司
 「林業普及指導における担い手育成の取組~林業大学校等との連携~」
○大阪府中部農と緑の総合事務所 副主査 馬場玲子
 「生駒山系「花屏風」構想と放置森林対策」
○和歌山県農林水産部森林・林業局林業振興課 副主査 浅野雅圭
 「林業労働力確保支援センター等と連携した担い手確保・育成の取組み」
○兵庫県丹波県民局丹波農林振興事務所
 林業普及指導員・課長補佐 尾崎真也
 「ヒノキ過密林分における集約化施業の取り組み~事業体同士をつなぐ普及活動を通して~」
参考発表
○兵庫森林管理署 森林技術指導官 下釜勝夫
 「兵庫県内国有林のニホンジカによる森林被害の状況と、これまでの被害防止対策と今後の対策について」

<最優秀賞>
 京都府・菊谷 茂、志方隆司氏の「林業普及指導における担い手育成の取組~林業大学校等との連携~」
 選考理由は下記の通りです。
 京都府の森林面積は約34万haで、府内面積約46万haのうち約74%に達し、森林面積の98%の約34万haは個人、会社、府及び市町村等が所有する民有林です。そのうち里山に広がる人工林約13万ha(38%)は、齢級構成が10齢級から12齢級に集中し、利用伐期を迎えた10齢級以上の面積は約66%を占め、このまま推移すれば、約10年後には83%に及びます。これらの状況のもと、林業労働力に目をむければ昭和44年に3千人がいた林業労働者が、平成26年には549人まで減少しています。民有林の森林整備や管理の実態は、府内20の森林組合や林業事業体が携わっており適正な森林管理や木材生産を行うには、森林組合等の人材の確保や育成が不可欠になっています。
このような背景を受け、森林・林業を支える担い手の育成を林業普及指導事業の実施に関する方針の重点課題とし、平成24年度に森林組合等で即戦力として活躍できる人材育成を目的に京都府林業大学校を開校しました。
 本報告では、①京都府林業大学校の学科構成や教育の考え方 ②林業大学校と連携した府内の林業普及指導新体制 ③林業大学校卒業生の府内の森林組合を中心にした林業現場への就職状況 ④普及新体制による就業者に対する林業普及指導員による就職先への訪問や業務を通じての指導・助言等の実施などについて、それらの概要を報告しました。森林組合等の林業就業者の育成という当初の狙いは、予想以上に成果が発揮されているとの本報告には、審査員及び各府県の職員が皆感銘を受けました。
 発表内容も良く整理され、発表もわかりやすく、審査員4名の評価もほぼ一致し、また各府県の投票結果でも最高票が集まり、最優秀発表として選定されました。
 翌日は普及関係情報等交換会が持たれ、林野庁と各都県間及び各府県間での情報交換が真剣に交わされ、有意義なシンポジウムとなりました。
 来年のシンポジウムは奈良県が担当することとなり、奈良県課長から挨拶がありました。  

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