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平成28年度林業普及指導職員 中部・北陸ブロックシンポジウム~最優秀賞は長野県~ 2016/11/01

 平成28年度林業普及指導職員 中部・北陸ブロックシンポジウム(開催県:富山県)が、10月3日(月)~4日(火)に、富山県富山市で開催されました。
 各県の普及指導職員が取り組んでいる活動内容の発表では、長野県(小山泰弘氏)の「長野県林業総合センターにおける人材育成の取組」が最優秀賞に選ばれ、12月1日に開催される「林業普及指導員全国シンポジウム」(林野庁主催)で中部・北陸ブロック代表として発表することが決まりました。

<発表者及びテーマ>(敬称略)
○岐阜県下呂農林事務所 技術主査 瀧根隆司
 「下呂地域のニーズに即した技術研修の開催」
○新潟県長岡地域振興局農林振興部 課長代理 安齋雅生
 「効果的な人材育成研修実施に向けた取組―森林技術員の技術交流の企画立案―」
○長野県林業総合センター 担当係長 小山泰弘
 「長野県林業総合センターにおける人材育成の取組」
○石川県中能登農林総合事務所 専門員 小倉 晃
 「地域を変えていく力を応援 ―石川県七尾市八田間伐事業会―」
○愛知県農林水産部農林基盤局林務課 課長補佐 鈴木伸彦
 「循環型林業を推進するための人材育成について」
○福井県 奥越農林総合事務所 主任 長野 真紀
 「越前オウレンの「林業遺産」認定による波及効果」
○静岡県 農林大学校教務課 主査 渥美 咲子
 「静岡県立農林大学校林業学科における人材育成の過去と未来」
○富山県砺波農林振興センター 副係長 武田光樹
 「素材生産拡大に向けた取組~素材生産事業体の育成への取り組み~」
参考発表
○中部森林管理局 木曾森林管理署 森林技術指導官 北村 大
 「長野県林業大学校と連携・協力した人材育成の取組」

<最優秀賞>
 長野県林業総合センター・小山泰弘氏の「長野県林業総合センターにおける人材育成の取組」
 最優秀賞を受けた選出理由は下記の通りです。
 長野県では、林業現場で即戦力となる人材を養成するため、昭和54年に長野県林業大学校を開校させましたが、一時期は入学希望者が低迷するなど苦労して生徒を集めてきたこともあります。その後は若手人材の育成に向けて積極的なPRを行うとともに、海外研修なども取り入れることで、近年では定員を上回る希望者が集まり、事業体職員となる卒業生も増えつつあります。
 一方、森林・林業に関わる研究指導機関である長野県林業総合センターでは、森林に親しむ人を増やす「森林教室」から、森林・林業に関する知識と技術を習得することを目的とした「森林・林業セミナー」、地域林業の中核となる「長野県林業士」を育成する「林業士入門講座」を中心に、森林への興味関心を高める研修から、実際の現場で地域への働きかけができる人材の育成までを行っています。
報告ではこれらの活動内容を総括的にわかりやすく説明し、林業の現場が若者に憧れの職場になるよう林業普及指導員も努力していきたいとしてまとめました。
 報告の中で、林業普及指導員としての関わりがやや不明だという意見も出ましたが、わかりやすい報告であったとして、審査員4名間でも評価が高く、各県の投票結果でも最高得点を得た。その他林業普及指導員としての現場での取り組みが評価できるものとして新潟県、愛知県、福井県、富山県への評価も高かったです。審査員間でやや意見が分かれた面もありましたが、審議の結果、各県の投票結果でも最高得点となった長野県を最優秀と決定しました。

 <現地視察>
 翌日は①林野庁から来年度予算要求概要の説明と普及事業の実施に係る各県との意思疎通を行うとともに ②現地視察として魚津市石垣の富山県魚津採種園(新川森林組合が受託)の現場において優良無花粉スギ「立山森の輝き」の育成過程と今後の課題について説明を受けました。その他新川森林組合が実施している③境界確定事業の概要と集約化に向けた取組の説明、④組合の素材生産・販売施設の説明を受けました。
 なお来年のシンポジウムは岐阜県が担当することとなりました。

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