表題 | コンテナ苗生産拡大に向けた取り組み~若手生産者の育成に向けて~ |
出典 | 平成28年度 全国林業普及指導職員 活動事例集(発表要旨)発行/全国林業普及指導職員協議会 |
執筆 | 茨城県県央農林事務所 水戸林業指導所 専門員 市村 よし子 |
本文から |
当指導所管内の北部に位置する那珂地区は,全国でも有数の林業用苗木の生産地である。特にその中心である那珂市には「杉」という地名があるようにその歴史は古く,江戸時代から山行苗の生産が行われていたとの記録がある。戦後の拡大造林最盛期には,年間1千万本を超える山行苗を生産し県内外に出荷していたが,近年は造林面積の減少に伴い,苗木の生産量も年々減少し,生産者の高齢化も進んでいる。 一方で,戦後盛んに造林された人工林が伐期を迎え,今後主伐に伴い造林用苗木の需要が増加すると見込まれることから,苗木の生産拡大及び安定供給と,育林コストの多くを占める植栽,下刈り等の保育経費を縮減することが重要となる。 近年,その造林コストを縮減する方法の一つとして,コンテナ苗の植栽が注目されており,当地域の生産者も後継者を中心にコンテナ苗の生産を始めている。 このため,コンテナ苗の安定生産を図るために,当指導所が取り組んでいる若手生産者の育成等について紹介する。 |
ファイル名 | サイズ | 更新日時 |
---|---|---|
H28_08茨城.pdf | 340 KB | 2017/04/04 14:02:04 |