| 表題 | ツバキ実生産性の高いツバキ林の目標林型 [長崎県] |
| 出典 | ながさき普及技術情報 27号:2007 |
| 執筆 | 長崎県総合農林試験場・林業部・森林資源利用科 久林高市 |
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[背景・ねらい] ツバキ林更新のための施業技術が確立していないため、天然林改良後放置され、樹高が高くなり林冠が混み合って着果量が減少し、多くのツバキ林は生産性が低位に推移し、ツバキ林所有者は施業に苦慮している現状にある。ツバキ林を更新し誘導すべき目標として、生産性が高くツバキ実採集作業が効率的なツバキ林の条件を明らかにする。 [成果の内容・特徴] 1.孤立木はうっ閉林内の木よりツバキの種実生産量は2倍強多い(表1)。 2.ツバキは当年枝の先端に着花・結実することから、ツバキの着果量を増やすには、樹冠表面積を増加させることが必要で、そのためには、樹冠が下部から上部まで発達した樹形に近づけることが重要である(図1)。 3.樹高(x)と樹冠幅(y)との関係は、近似式y=0.8439x-0.2011 で表され、樹冠幅/樹高の平均値は0.7である(図2、表2)。 4.樹高は、ツバキ実採集作業の効率性から2m程度が好適であり(聞き取り調査結果)、樹高2mでの枝下高は0.3m程度である(図3)。 5.樹冠表面積は、樹高と強い相関関係がある。単位面積当たりの樹冠表面積は、樹高が高くなるに従って、また樹冠の間隔が狭くなるに従って林分全体として増加する(図4、図5)。 6.樹冠の間隔は、採集作業や管理作業上から0.7m以上が必要である(聞き取り調査結果)。 7.樹高2m、樹幹の間隔0.7mの場合、立木密度は2,300 本/ha程度が見込まれる(図6)。 [成果の活用面・留意点] 樹冠表面積をツバキ種実生産量の指標とした場合、樹高と樹冠間隔との組み合わせが複数可能であるので、状況に応じて適宜その組み合わせを決定する。 |
| ファイル名 | サイズ | 更新日時 |
|---|---|---|
| 長崎_普及技術27_23F.pdf | 688 KB | 2010/02/17 11:40:42 |