| 表題 | アベマキを使ったシイタケ栽培試験 -植菌後2年目までの発生量- [長崎県] |
| 出典 | ながさき普及技術情報 27号:2007 |
| 執筆 | 長崎県総合農林試験場・林業部・森林資源利用科 久林高市 |
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[背景・ねらい] アベマキは樹皮が厚く発生量がコナラに比べて少ないと言われている。アベマキをシイタケ原木として使っている地域は、全国的にみても少ない。アベマキを使ったシイタケ栽培は一定の技術が確立しておらず、現在はコナラ・木片駒を主体としたシイタケ栽培技術指針しかないため、しいたけ生産者は苦慮しているのが現状である。そこで、アベマキ・成形駒を使ったシイタケ栽培試験を実施し、シイタケの発生傾向を明らかにする。 [成果の内容・特徴] 1.植菌後2年目のアベマキからのシイタケ発生量は、木片駒ではコナラの30~60%程度ですべての試験区でコナラの方が多い。一方、成形駒でのシイタケ発生量はコナラの70~150%程度で多くの試験区でアベマキの方が多い(図1)。 2.植菌当年は、成形駒ではシイタケが発生するが、木片駒ではほとんど発生しない。成形駒では多くの試験区で発生する(図2)。 3.アベマキと成形駒を使った2年目までのシイタケ総発生量は、K115 ではコナラの110~150%程度、M290ではコナラの110~130%程度であって、いずれもアベマキの方が多い。成形駒では、植菌密度4,000 個/m3 で6,000 個/m3 と同程度の発生量である(図2)。 4.2年目までのシイタケ総発生量からみると、成形駒ではアベマキはコナラ以上の発生量があり、特にM290が良好である(図2)。 [成果の活用面・留意点] ・植菌後2年目までの発生傾向であり、5年間のデータで再度検討を要する。 ・この調査データは、対馬市峰町志多賀の水田跡地のスギ人工林を整備し寒冷紗で周囲を囲ったほだ場で得たものである。 ・発生期間の気温により発生傾向が変化する可能性がある。 |
| ファイル名 | サイズ | 更新日時 |
|---|---|---|
| 長崎_普及技術27_22F.pdf | 181 KB | 2010/02/17 11:36:10 |