林業研究グループの活動事例情報

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表題 山浦林研グループ(平成19年度 全林研会長賞)大分県
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P210-213
執筆 山浦林研グループ 大分県玖珠郡玖珠町
本文から 1.玖珠町の概要
 私たちの住んでいる玖珠町は大分県の西部に位置し、標高1,300mから200mまで起伏に富んでおり、町内の随所に湧水や渓谷があり、水が演出する多様な地形が落差の大きい支流を集め玖珠川となり、筑後川にそそいでいる区域にあたります。・・・
 玖珠町の総面積は、286.44km2におよび県全体の4.5%を占め、人口は18,276人で65歳以上が約30%を占めるという典型的な農山村です。・・・民有林の森林面積は18,245ha、人工林率58%で、隣接する日田地区に次ぐ高い人工林率であるとともに、古くから椎茸原木となるクヌギ造林が行われ、スギ・ヒノキ林を椎茸の相場として活用していることもあり、適正に管理された山林が多くあります。・・・
2.山浦林研の活動
 私が所属する山浦林研グループは、昭和47年に設立し、33年目に入りました。設立当時は丁度、高度成長期にあり、農林業の後継者は都市部へ就業し玖珠町も過疎化・高齢化が進みました。・・・現在会員8名で30~69歳、平均56歳、所有山林規模は10~30haで会員の殆どが乾・生の椎茸生産に頑張っています。・・・
 また、平成元年より大分県生椎茸品評会が開催され、・・・近年の品評会は「山林椎茸組合員」が殆ど上位を占め、優等賞受賞は延べ20名を超え、昨年から創設された団体優勝も受賞しました。
3.最近の取り組み
 当山浦林研は、玖珠郡内の4林研グループで組織する「玖珠郡林研連絡協議会」に加入し、会員相互の情報交換等行っています。この会の中で「近年の自然食ブームに乗ることは、今後の山林経営や安定収入を果たす為に絶対必要なことだ。何か良い作物は無いか。」との意見が出て、・・・「ゼンマイ」「タラノメ」に着目しました。
 ゼンマイについては、平成12年に県の林業試験場に優良種苗確保の依頼を行い、林業試験場の協力を得て平成13年にクヌギ林内や未耕作地に栽培試験地を設け、平成17年に4カ所14.5aの圃場を整備し、現在では20aの栽培地があり、巡回調査や検討会を開催し今後更に栽培面積を拡大し、販売流通を確保して行く予定です。
 タラノメについては、会員の有志で試験栽培を行っており暫時生産が定着しているところです。・・・
 また、10年前よりグリーンツーリズムによる都市部の中・高・大学生をホームステイの体験学習を受け入れており、椎茸の駒打、収穫、選別その他田植えや地区にある小学校の授業参観、チマキ作りなどの体験をさせ山村・林業のPRや情報発信を行っているところです。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_210_213.pdf 101 KB 2008/10/10 17:05:36