林業研究グループの活動事例情報

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表題 玉之浦町林業研究会(平成19年度 全林研会長賞)長崎県
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月
執筆 玉之浦町林業研究会 長崎県五島市玉之浦町
本文から 1.地域の概要
 平成16年8月、合併により誕生した五島市は、九州の最西端に位置し、西の玄関口である長崎港から西へ約100キロメートル離れた五島列島の福江島を中心とした地域で、大小の美しい島々からなります。・・・
 産業は、1次産業の就業者が減少する中で、農業・水産業主導型の産業構造から3次産業へと移行が進んでいます。市の総面積は42,068ha、その内森林面積は27,055haで64%を占めています。・・・その多くが40年生以下の手入れの必要な林分であり、・・・
2.玉之浦町林業研究会の概要
 玉之浦町林業研究会は、山とふるさとを愛する男達が集まり、昭和56年10月に設立しました。現在の会員は10名であり、平均年齢は48歳です。各会員が様々な本業の忙しい合間を利用して、会の活動を行っています。・・・
3.玉之浦町林業研究会の活動状況
 結成以来26年目の活動となっていますが、当初は、枝打ちや間伐などの森林の保育作業の技術向上を中心とした活動を行っていました。その後、人工林の成熟に伴い間伐材の小径木丸太の市場出荷などを経て、現在は、地域材を利用した木工製品の製作を中心に行っています。
(1)地域材を活かした木工品の製作・販売
 木工品は、材の特性や色などに気を配りながら、製作を行います。例えば、比較的幅が広い板が採材可能なヒノキの根曲がり材からは、まな板、スノコ、風呂用のいす、積み木などを、またやわらかく色が濃いスギからは、もろ蓋、小物入れ、長いす、コースター等を製作しています。・・・
(2)オニへゴ・リュウビンタイの育成
 オニヘゴは、葉が長さ2メートルほどもある巨大なシダ植物で、五島を自生北限地帯として昭和元年に国の天然記念物に指定されています。・・・現在は10教本の成育が確認されているだけで、絶滅の危機に瀕しているといっても過言ではありません。
 また、リュウビンタイも山林中に自生するシダ植物で、同じく自生北限として昭和29年に県の天然記念物に指定されています。・・・、現在は個体数が減少しています。
 このような状況の下、会員の自宅や林研小屋に栽培場所を設けて胞子から繁殖・育成させ、個体数を増やし、地元小学校への植栽や山林へ戻す取り組みなど、貴重な植物のPRと減少を食い止めるための活動を行っています。
(3)原木シイタケ栽培
 シイタケの原木栽培は、毎年かかさず100本の植菌を行い、スギ林内のホダ場で管理を行っています。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_206_209.pdf 99 KB 2008/10/10 17:04:30