林業研究グループの活動事例情報

詳細表示

表題 那賀川こまち(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P176-179
執筆 那賀川こまち 徳島県那賀郡那賀町
本文から 1.地域の概要
 私たちの住む徳島県那賀郡那賀町は、県南部を流れる1級河川の那賀川上・中流域に位置し、温暖多雨な気候と豊かな森林土壌に恵まれ、古くからスギを主体とする人工造林が行われ、「木頭林業地」として全国的にも有名です。
 那賀町の森林面積は、66,197ha、森林率は95%といずれも県下一の資源を誇り、スギを中心とした人工林率は78%を占め県平均の63%を大きく上回っています。
 また、平成17年の市町村合併により、世帯数4,000戸、人口は1万人を超える地域となりましたが、依然人口の減少と高齢化が進む山間地域です。
2.グループ結成の背景
 私たちが活動している地域には、間伐を中心とした森林整備の遅れによる環境問題、材価の低迷などによる林業離れ、さらに労働者の高齢化と減少による後継者不足などといった問題が山積しています。・・・
3.活動の状況
 当グループは、先の目的を達成するため、4つの活動テーマを掲げています。
1)健康な山づくりの実践
2)林業生産活動に必要な知識の習得と技術の向上
3)森林・林業教室の開催、各種イベント参加による地域交流
4)女性の視点を生かした森林資源などを有効活用するための検討
 これまでの主な活動としては、まず最初に、健康な山づくりの一歩として非力な女性でも活躍することができる林業機械の資格取得から取り組みました。
 チェンソーや刈り払い機の資格をはじめ、伐採木を搬出するためにフォワーダの資格も取得し、現在では男性林家に混じり素材生産活動の一端を担うまでになりました。
 当初は機械操作に不慣れな事もあり、度々仕事のロスをつくってしまったりと、周囲に迷惑をかける場面もありましたが、経験豊富な男性林家から現場作業の基本を学び、今まで誰一人として挫折することなく活動を継続しています。
 これらの経験を生かし、県内の中高校生に保育作業を中心とした森林・林業教室や他林業グループとの枝打ち研修会を開催しました。・・・
 また、地元老人会の方達を講師として、農家から出る自然素材である「わら」を使った「あしなかぞうり」づくりを高校生に教えています。昨年は3校・約370名にのぽる生徒を対象に実施することができました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_176_179.pdf 99 KB 2008/10/10 16:58:07