林業研究グループの活動事例情報

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表題 広高林研グループ(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P171-175
執筆 広高林研グループ 広島県安芸高田市
本文から 1.地域の概要
 広島県安芸高田市は、平成16年3月に高田郡6町が合併して出来た市で、県の中北部に位置しています。北は島根県、南は広島市に接し、地形は特に急峻な山は有りませんが350m~900mの山地をなしており、・・・市の総面積は53,817haで、そのうち森林面積は42,523ha有り、総面積の79%を占めています。
 主にはアカマツと広葉樹の天然林で、・・・ヒノキを中心とした人工林も約1万haあり、人工林率26%となっています。その中で35年以下の若い林分が57%と多く占めており、今後、保育・間伐を実施していくことが重要となっています。
2.広高林研グループの成り立ち
 グループは、平成2年に3名の者が、山仕事のアルバイトとして四国からやって来た事が始まりです。・・・
 そして、平成14年「広高林研グループ」として正式に登録をして頂き、現在では法人化し、地域の森林組合の作業を始めとして、いろいろな場面で山にたずさわっています。
3.若い労働力の定着
 私たち広高林研グループは、現在12名で活動しています。その12名中9名が、25歳から34歳と若く、全体の平均年齢も37歳となっています。後継者不足で悩むこの業界にとっては貴重な存在となってきました。また、定着率も高く、みんな5年から15年の経験者になっています。しかし、全員が、最初から山が(林業)好きでこの道に入ったわけではありません。・・・
4.他とは少し違った出発点
 現在の活動の取り組みは、林家でない者が、縁あって山仕事をするなら「山を買おう」という事から始まりました。・・・残念ながら昨今の木材不況や燃料体系の問題で、山に対する関心が薄らぎ、「ただでもいいから山を引き取ってほしい」という言葉をそのとき耳にしたのです。生活の合間に蓄えたお金で少しずつ山を購入して行き、全くのゼロから、今ではグループ全体で約50haの山林を所有するまでになり、・・・
5.低コスト林業の取組
 林研グループでは、各自の技能向上と責任を持った仕事をすることが必要と考えました。
・・・そして、各種資格の取得と同時に、大型機械の導入に着手しました。元々は架線を使った集材を主に行っていましたが、現在、ハーベスタ・グラップルソー・ザウルスロボ・クローラローダ・トラックを導入したことにより、保育の仕事から、伐採・搬出の仕事まで、山の状況に合わせた作業システムを構築できるようになり、結果として、生産性の向上につながりました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_171_175.pdf 110 KB 2008/10/10 16:56:42