林業研究グループの活動事例情報

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表題 大田市林友会(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P162-166
執筆 大田市林友会 島根県大田市大田町
本文から 1.地域の概要
 大田市は、島根県の東西の中央部に位置し、人口約41千人、総面積約43千haの地域です。県都松江市からは約70km、浜田市からは約65km、広島市からは約130kmの距離にあります。主な産業は、農林水産業を始め、石州瓦や家具、住宅建築関連の業種があり、・・・ 森林面積は33,936haで、総面積の78%を占め、そのうちスギを主体とした人工林面積は11,049haで、人工林率は34%となっています。
2.大田市林友会発足の経緯
 昭和30年代の木材需要の増加により、当地域でも天然林伐採跡地へのスギ、ヒノキの拡大造林を早急に行う必要がありました。・・・昭和40年9月に「大田市林友会」を結成しました。
3.活動の歩み
 設立経緯から、当初の活動は、拡大造林に向けた苗木の生産技術やスギ・ヒノキの優良木選木等森林組合の指導的業務が活動の主体であったため、先進地視察や講師を招いての講習会の開催等、林業技術の研蹟が主な活動の柱でありました。・・・
4.最近の主な活動
(1)「ヨロイマツ」の遺伝子保存と普及活動
 ヨロイマツと称されるマツは、アカマツとクロマツの変種で貴重とされており、絶滅したと思われたヨロイマツが平成5年2月に発見されたのを契機に、種の保存と普及を図るため、接ぎ木によるクローン苗の養成に取り組みました。・・・
(2)「優良ケヤキ」の挿し木技術の取り組み
 大田市近隣に寺社仏閣は、約300寺社あり、今後の需要も見込め、市場価値が高いケヤキ栽培に取り組んでいます。特に市場性が高い優良ケヤキ品種苗を平成8~11年度にかけ、約600本を会員山林1.5haに植樹しており、穂木採取が可能となったことから、平成17年度から挿し木試験に取り組んでいますが、活着率は低位にとどまっています。・・・
(3)「抵抗性マツ」生産活動
 当地域においても、松くい虫被害は深刻であり、これまで大田市林友会においても、大田市及び大田市森林組合と協力し、林木育種センター関西育種場等から譲り受けた抵抗性クロマツを母材にした接ぎ木苗による烏井海岸防風林造成を、平成8~12年度にかけ実施しました。現在松くい虫被害は、発生していません。・・・
(4)林業技術研修会等の実施
① 林業講演会
 毎年1回、森林・林業の最新の話題・技術等を得る機会として、林友会会員を始め、市内林家へも案内し、技術の研礫を行っています。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_162_166.pdf 130 KB 2008/10/10 16:54:17