林業研究グループの活動事例情報

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表題 倉吉市・関金町森林・林業研究会(全林協会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P158-161
執筆 倉吉市・関金町森林・林業研究会 鳥取県倉吉市関金町
本文から 平成17年3月に合併して倉吉市となった旧関金町は、鳥取県のほぼ中央部、雄峰大山の東山麓部に位置し、・・・町の総面積約9,800haの80%、約7,800haを森林が占め、人工林率は約60%となっています。域内林家数は314戸ありますが、所有面積が5ha未満の零細林家が78%を占めています。米や梨、わさびやしいたけといった特用林産物の栽培が盛んな地域です。
2.林研の結成と活動の概要
 当林研の前身である関金町林研は、平成4年に近接する山守地区の林研と合併して誕生しました。その後、平成17年に市町村合併により、現在の倉吉市・関金町森林林業研究会となりました。当林研では、マイタケなど地域の特色ある特用林産物の生産活動や、間伐模範林における針葉樹の保育技術等の研究活動を行っています。・・・
3.主な活動状況
(1)マイタケ栽培の開始
 当林研の主な活動であるマイタケ栽培は、特用林産物の価格低迷の中「しいたけに次ぐ林産物の生産へ取り組んでみよう!」ということで、関金林研時代の平成7年に長野県に研修に出かけたのがきっかけでスタートしました。・・・
(2)マイタケ栽培について
 マイタケ栽培では、①コナラやクヌギ、クリなど原木となる木を伐採し、15cm程度に玉切る。②24時間以上浸水させ、耐熱性ポリプロピレンの袋に一つずつ詰める。③98度の殺菌釜で5時間殺菌する。④種菌を植菌し、96日間培養させる。⑤培養が完了した完熟ほだ木を土に埋め込み、自然の中で発生させるという行程があります。
 まずは資本のなるべくかからない方法を探り、玉切りした原木の浸水はしいたけ栽培者の浸水施設を借りる、殺菌および植菌は隣接する三朝町にあるシイタケ菌床施設を借りる、培養については空いた土蔵を利用するなど、経費を抑える工夫をしました。
 完熟ほだ木は会員や一般希望者に配布され、各自の所有林分をほだ場として、埋め込みを行います。・・・
(3)マイタケオーナー制度の実施
 作れば売れることを実感した当会は、ほだ木を800円/本で小口販売することと同時に、平成13年から18年まで一般の方を対象にしたマイタケオーナー制度への取り組みを実施しました。これは一口15,000円で15本のほだ木のオーナーを募り、4年間という期間を設けて、ほだ木の伏せ込みや収穫体験をしていただこうというものです。
 毎年50口の募集枠を設け、市のホームページや地元メディア、チラシ配布によって募集を行いました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_158_161.pdf 98 KB 2008/10/10 16:52:15