林業研究グループの活動事例情報

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表題 熊野川町林業研究クラブ(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P152-155
執筆 熊野川町林業研究クラブ 和歌山県新宮市熊野川町
本文から 1.はじめに
 熊野川町は、2005年10月に新宮市と合併を行い、以下のとおりの区域面積で、新宮市としてスタートしました。このような、豊富な森林資源を有した地域の中で、昭和50年4月に熊野川町林業研究クラブが発足しました。
旧新宮市 旧熊野川町  新宮市
区域面積 7,966ha   17,547ha   25,513ha
林野面積 6,582ha   16,737ha   23,319ha・・・
2.熊野の森をもっと楽しもう
 世界遺産熊野古道を持つ熊野の山々を守り育ててきた林業、山づくりは、百年の歳月をかけて行われます。・・・平成18年度には、・・・吸収源対策森林施業推進活動緊急支援事業を活用し「熊野の森をもっと楽しもう」「熊野の樵がみなさんとの出会いを楽しみに待っています」をキャッチフレーズに以下の活動を行いました。
(1)多様な森林整備と長伐期を目的としたモデル林の設置
 ・スギ・ヒノキ・広葉樹の混交複層林の保全
 ・歩道新設と看板の設置
(2)熊野古道のあるモデル林内で森林所有者に対する森林整備促進の働きかけ
 ・森の大切さと森づくりについて
 ・木はどうやって育つのか育てるのか
 ・森と環境木と暮らし(木に触れながらその用途と生活を考える)
 ・間伐実習(木を伐ることで森は守られる)
 ・ワークショップ五感で感じるアート(森あそび・熊野古道歩き・森の音楽)
 ・丸太切り競争
3.活動の結果
(1)モデル林について
 モデル林は40年生の人工林3.5haで約10年前に森林組合が間伐を実施しスギ・ヒノキの樹下植栽を行った複層林です。現在は広葉樹も自然繁茂し、人工林でありながら自然林の形態に回復しています。
 当該森林は、資源や生物多様性の維持、自然環境保全、世界遺産熊野古道も通っているため景観の整備も必要な森林であることから、所有者も、生物多様性確保のため枯れ木は伐採禁止、作業路の路面保護のため路側一列は伐採禁止あるいは樹種の全てを均等に育てるなどの経営理念のもと管理されている森林です。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_152_155.pdf 104 KB 2008/10/10 16:51:03