林業研究グループの活動事例情報

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表題 加茂市林業研究クラブ(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P98-105
執筆 加茂市林業研究クラブ 南蒲原森林組合内
本文から 1.地域の概要
 加茂市は、新潟県のほぼ中央に位置し、・・・人口は約31千人、総面積が13,368haで、産業は、・・・中でも、「桐たんす」といえば加茂といわれるほど、その技術と品質は全国的に高い評価を受けており、全国生産量の約70%を誇っています。
 森林の総面積は9,776haで、国有林が約20%の2,132ha、民有林が7,644haとなっており、市の面積の73.2%を森林が占めています。・・・
2.研究クラブの設立
 当クラブは昭和43年1月に、30から40歳代の林業後継者23名により結成されました。
 会員の所有山林で作業しながら、斜め植えや階段造林等の造林手法、枝打ちをはじめとした保育施業、さらには、林地肥培や林地除草剤の使用方法等の技術研修を行っていました。・・・
3.活動状況
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(2)新しい研究活動の芽生え
 森林組合や県、市の指導で間伐施業が進められていますが、間伐対象森林に対する実施はまだ不足している状況です。・・・このような中で、地域材の利用にとどまらない、地域の森林資源の有効利用を考えた、会員の自発的な、新しい活動の芽生えが生まれました。・・・
① ・・・当クラブでは、これまでの森林への取組みがスギに偏り過ぎてきたことを反省する意味をこめて地域材の循環利用を目指すだけでなく、山菜等にも新しい価値を見出していく必要性に気づき検討してきました。
② その検討を進める中で、米どころ新潟の食文化の一部でもあり、現在では新潟の名産品ともなっている、「笹だんご」の味が近年落ちているという声が多くあるということを耳にしました。調査研究の結果、味の低下の原因は団子生地に使われるつなぎの原料が、オヤマボクチの葉からヨモギの葉に代わったことによることが明らかとなってきました。・・・
③ また、地域では山取りが難しくなった現在、農林家の間では畑や庭の片隅にオヤマボクチを栽培して自家製の笹だんごを作り、親戚や子供へ送るようになってきています。
④ そこで、山菜としてのオヤマボクチを活かして昔の笹だんごを復活させることで、地域の森林・林業の活性化につなげたいと考えました。
(3)「オヤマボクチ」栽培の取り組み
 当クラブではオヤマボクチの部会としてメンバーを募り、栽培に取り組むことになりました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_098_105.pdf 178 KB 2008/10/10 12:52:21