林業研究グループの活動事例情報

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表題 列間研究会(全林協会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P91-95
執筆 列間研究会 山梨県甲斐市
本文から 1.グループ設立の経緯と概要
 列間研究会は、平成12年に県内の林業事業体若手有志が中心となって創立された「機械化林業を考える会」を発展させた林業グループです。山梨県内では平成12年当時、林業の機械化に取り組もうとする事業体は少なく、先ずは、機械に対する知識や技術についてお互いに情報交換を行おうと集まったのがグループ設立のきっかけでした。
 その後、低コスト搬出に有利であると言われていた列状間伐を本県に導入すれば、機械化が推進されるであろうと考え、平成16年に名称も列間研究会と改め、会の目的も単に林業の機械化だけでなく、作業道を含めたトータル的な間伐材搬出システムについての研究を行い実践していこうと設立されたのが当列間研究会です。現在会員は15名で、その内訳は林業事業体事業主7名、その従業員8名です。
2.山梨県内の状況
 列状間伐については、以前から県内でも低コスト化が図られるなどのメリットがある反面、列状間伐は邪道だ、かえって山を荒らすなどと言われ、その有効性についての検証も行われないまま、デメリットのみが強調され導入が進まないというのが現状でした。作業路についても、山梨県は地形が急峻で作業路を入れると崩壊が起きるなどと言われ、森林内の道路は、もっぱら林道開設のみが行われる状況でした。
 まして、作業路を開設して高性能機械による搬出を行うということは、他県の地形が平坦な地域での話であり、山梨県内では富士北麓や八ヶ岳の裾野等ごく限られた地域では可能であるものの、それ以外の地域では無理であるというのが大方の考えでした。・・・
3.活動の状況
 列間研究会では、まず、他県の先進事例を視察することが重要であると考え、近県で列状間伐や機械化及び作業路開設に取り組む地域の視察を行いました。
 静岡県富士宮市や富士森林組合では作業路開設や列状間伐について視察を行いました。
天竜森林組合や静岡県森連では高性能機械の作業システム等を中心に視察を行い、視察で指導いただいたスイングヤーダ用のスリングの改善には会員すべてがすぐに対応し、間伐材の搬出効率の向上に成果を上げることができました。・・・
4.県内への普及活動
 ・・・昨今の大口ッド化の動きを考えると、より多くの事業体が間伐材搬出の技術を習得するとともに機械化を進めていくことが必要であると考え、今年度は、間伐材搬出に関心のある事業体を集めて、作業路の開設方法についての説明やハーベスタやロングアームグラップルを使用した間伐材搬出方法についてその作業効率やメリット、デメリットを比較検討してもらう研修会を開催しました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_091_095.pdf 115 KB 2008/10/10 12:51:11