林業研究グループの活動事例情報

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表題 あきる野林業協議会(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P83-85
執筆 あきる野林業協議会 東京都西多摩郡日の出町
本文から 1.あきる野市は今
 あきる野市は多摩西部、都心から約50km圏内に位置している。東部地域は平坦な市街地や農地が広がり、都心のベッドタウン等として人口が増加してきた。森林率は60%で、南北の丘陵部と西部の山間地に広がっている。昭和30年代頃から植林が盛んになり人工林率は75%にまでなった。しかし近年は林業・木材加工業は厳しい経営環境に置かれ、従事者の減少・高齢化等が進んでいる。一方農業についても同様の厳しい状況が続いているが、大都市部周辺という地理的特色を活かし、直売所の経営や地場産農産物のブランド化専の取組みが進められている。・・・
2.結成当時の先進的な取組み
 あきる野市は、江戸時代に五日市憲法草案が起草されたことに見られるように、学問や文化的教養の先進地でもあった。そうした先進的な風土のもと、あきる野林業協議会は昭和49年に発足した。以来、林業教室の開催や全国各地の視察など林業技術の向上に努めてきた。また、観光協会青年部にも参加し、地域の活性化に取り組んできた。
3.しかし…
 しかしあきる野林研はここ数年、低迷をしてきた。活動といっても行政サイド(都・市)のイベントに参加し、木工教室を開くことや、都林研の視察旅行への参加などがその主なものである。これらはあくまで自主活動ではなく、流れの中での消化というものでしかない。あきる野地域の林業もご他聞にもれず、低迷し、その中での活動だけに形だけのものとなってしまった。いや、それが当たり前で、何か新しいものをやっていく気力も薄れかけていた。そんな中、1年ほど前から三名の若者が入ってきた。彼らの参入はメンバーの平均年齢を 一気に下げると共に、その空気を変えた。林研活動に期待や希望を持っての参加なのであった。
4.よし、何かやろう
 改めてメンバーを見直してみた。実に多様な方々がいる。山仕事をやる、空師もいる。新しい山仕事セクターを立ち‘上げた者。シイタケ栽培をする者もいる。キャンプ場経営をしている。都市近郊農業をやっている者もいる。私も林研活動なぞあまりしていないが、地域材での家づくりを行っている。ボランティアとのつながりのある者もいる。そこに新たにキャンプ場経営をやるもの、カナダでログを学んできた男、いずれも地の人間、が入ってきた。集まりの空気があきらかに変わってきた。「よし、何かやろう」誰からともなくそんなムードが支配をしたのだ。そんなムードの中で第1回の集まりを開いた。具体的な動きを引き出していくためには、まず個々の普段の活動(仕事)をよく理解する事から始めようという事になり、第1回目を私が話す事となった。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_083_085.pdf 63 KB 2008/10/10 12:48:58