林業研究グループの活動事例情報

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表題 特定非営利活動法人里山を守る会(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P64-68
執筆 特定非営利活動法人里山を守る会 茨城県筑西市
本文から 1.地域の概要
 当会が活動している茨城県筑西市は、筑波山の西に位置する旧下館市、関城町、明野町、協和町の1市3町が平成17年3月に広域合併してできた、人口11万人余りの田園都市です。市の西部を鬼怒川、中央部を小貝川が南北に貫流しており、肥沃な耕地に恵まれています。活動拠点のある関城地区は、国内でも歴史ある梨(赤梨)の生産地として知られています。
 市の総面積は20,535haで森林面積は971ha、森林率は4.7%と少ないのですが、広大な耕地の中にある平地林は、住民にうるおいと安らぎを与えるなど重要な役割を果たしています。人夫別では、スギ・ヒノキ・アカマツを中心とする人工林が361ha、広葉樹を主体とする天然林が610haとなっています。・・・
2.設立の経緯及び活動の趣旨
 平成11年に旧関城町教育委員会が、平成14年4月から導入された学校の完全週5日制の実施により、増加する余暇時間の有効活用を図り、子ども達の健全な育成と豊かな感性を養うことを目的に、町内の平地林を自然体験活動の場として整備するための「里山セミナー」を開催しました。このセミナーに参加して、その趣旨に共感した有志が集まり、平成12年に「関城町里山を守る会」が結成されました。・・・
3.活動内容
(1)子ども達の自然体験の充実と環境保全のための取り組み
 当会が活動する関城地区には2つの小学校があり、それぞれの学校の近くに活動の拠点を設けています。関城西小学校に近い「五郎助山(面積3.0ha)」は、初めて里山セミナーが行われたところですが、数十年間手入れがされておらず、華やツルが生い茂り林の中に入ることすらできない状態でした。そこに、不法投棄された大量の粗大ゴミが捨てられていたので、その処分と下草刈りなどの整備に多くの時間を費やしました。・・・
(2)里山の再生と活用
 五郎助山は太い木が多く、間伐すると萌芽せずに枯れてしまう木が沢山ありました。そこで、少しずつ皆伐して再生を図ることにしました。本年は20aを伐採して、跡地には関城西小学校の子ども達(3~5年生)200名が、クヌギ、コナラ、アカマツなど250本の苗木を植樹しました。・・・
(3)地場産の食材を使った食育の推進
 ここ数年来、「食育の推進」が叫ばれている中、当会も地場産の食材を学校給食に使用してほしいと呼びかけたところ、当会のきのこ好きで結成したきのこ部会が広葉樹の間伐材で栽培しているシイタケやヒラタケを学校給食に利用していただくことができました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_064_068.pdf 112 KB 2008/10/10 12:45:01