林業研究グループの活動事例情報

詳細表示

表題 東青もりづくりの会(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P38-43
執筆 東青もりづくりの会 青森県東津軽郡平内町
本文から 1.グループ結成の動機
 平成8年12月、地域(平内町)に自生する樹木の保存と人工造林施業の確立を目的に当時の平内町森林組合(現森林組合あおもり)に事務局を置いて「平内自生樹研究グループ」を設立した。
 設立当初、世界最北限といわれている「ヤブツバキ生息地の保全と種の保存」及び「ヒバ資源の回復を図るため人工造林施業の確立」を目的にヒバ篤林家を中心にグループを結成した。しかし、森林組合の広域合併、会員の高齢化によるリタイヤ等から今年2月の総会において会の名称を「東青もりづくりの会」に変更して会員の募集範囲と調査研究種目を拡大することとし、ヒバ人工造林施業の確立について調査研究を行うことにした。・・・
2.主なグループ活動
(1)ヒバ人工造林地の調査
 前述のとおりヒバの伐採は長い年月を要するという、はたしてどうか?
ア.壮齢林分の調査
 人工造林(単層林)で樹齢50年~62年生の林分4点(国有林3点、民有林1点)について調査した。結果は357m3/ha~996m3/haと、同じ条件でスギ人工林と比較した場合1点を除いては殆ど大差がないことが判明した。
イ.若齢単層林分の調査
 単層林7点、複層林3点の計10点について成長量の調査を平成6年(調査時林齢3~14年生)から5年毎に継続して行った。・・・
ウ.若齢複層林分の調査
 挿し木苗を植栽した1点について樹高を紹介すると、初回8年生1.29m、2回目13年生1.51mとなっている。この成長量は岡林齢で同じ条件の人工単層林と比較すると約1/2と大差が生じている。これは照度の差によるものと思われる。・・・
(2)ヒバ人工造林地調査のまとめ ~ヒバの伐採には150年以上を要する~
 壮齢ヒバ人工造林地を調査した結果、樹齢62年生で996Ⅰぜ/haとスギの岡林齢に比較しても蓄積が大幅に多い林地がある等、ヒバは初期成長は遅いものの成林になるに従ってスギを追い越すことが確認された。・・・
(3)枝打ち試験
 試験地3点を平成9年~15年に設定し、追跡調査を実施している。
 試験方法は薬剤塗布「樹木の味方」、「ベンフラン」、「墨汁」、無塗布、枝隆を残す・切除、一部枝を残す方法で実施した。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_038_043.pdf 140 KB 2008/10/10 12:38:13