林業研究グループの活動事例情報

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表題 京都市林業研究会京北支部(林野庁長官賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P24-27
執筆 京都市林業研究会京北支部 京都府京都市
本文から 1.地域の概要
 私たちが活動している京北地域は、京都市街を流れる桂川の上流、京都府のほぼ中央に位置しています。総面積の9割を森林が占めています。平安京造営のための木材供給地となって以来、1200年の林業の歴史があります。大径木生産、桁丸太、北山丸太の生産等、京都府を代表する優良材生産地域であり、木材流通拠点でもあります。
 しかし、近年の木材価格の長期低迷等により、私たちの地域でも、手入れの遅れた森林、放置された森林が増加する傾向にあります。
 そこで、地域の林業を守り育てていくため、間伐の実施効果を具体的に示し、林業経営意欲の低下した森林所有者へ間伐を働きかける放置森林解消に向けて取組を実施し、活動は、次の3つの方法によることとしました。・・・
2.間伐モデル林の設置
 人通りの多い、市道沿いに、モデル林を設置しました。この林分は、「松林(マツバヤシ)」という地域の中で最も優れた母樹からの実生苗を使用し、北山丸太仕立てを目指しましたが、土質の影響や手入れ不足、特に枝打ち不足から、放置林になったもので、私たちの今回の間伐のテーマを「磨丸太生産林から優良素材林への転換」としました。・・・
3.間伐教室の開催
 まず京北地域全戸にチラシを配布しました。その一部を紹介します。
 山林所有者の皆様へ-私たち、京都市林業研究会京北支部は、山林経営を続けていく者の集団であると同時に、丸太屋・材木屋・製材所・市場・家具製造等、京北の林業の第一線で活躍する者達の集団でもあります。私たちは、プロフェッショナルとしての意地を賭けて、『京北の山を立て直す』ために、行動にでます。
 間伐教室の内容は、室内での補助事業、間伐団地の設定のあり方等の研修と、現地での、プロによる選木・伐採・搬出の生きた技術の披露と体験。また、京北各地の参考となる間伐作業施業林の視察等を実施しました。・・・
4.間伐材搬出による収益の指標化
 モデル林内の間伐作業に要した経費について、補助金や間伐材売上などを加えた収支を明確にすることで、作業条件による、経費の指標化を図りました。
以上の結果として、
 モデル林設置の視覚的効果は大きく、いろんな人から、問合せがありました。今後は、さらにいろんな現場条件の間伐モデル林を各所に設置し、間伐モデル林の視覚的効果と併せて、間伐補助金と間伐材の売上げで収益が上がることを示して、林研として間伐推進の一翼を担いたいと考えています。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_024_027.pdf 335 KB 2008/10/10 11:20:59