林業研究グループの活動事例情報

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表題 魚津地区林業研究グループ協議会(林野庁長官賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P18-23
執筆 魚津地区林業研究グループ協議会 富山県魚津市
本文から 1.活動地域の概要
 魚津地区林業研究グループ協議会の活動する区域は、富山県の東北部に位置し、魚津市を中心とした3市2町で活動している。地区の総面積の73%(72,000ha)が森林で、北面は・・・富山湾、南面は標高3,000mを越す北アルプスが連なり、・・・急流黒部川、早月川等により形成された扇状地には、多くの湧水群が点在し、全国名水百選に選ばれている。
 森林面積72,000haの内訳は、民有林28,000ha(39%)、国有林44,000ha(61%)、で民有林の一部は棚田跡や畑地跡にあるも、殆どが急峻な地帯に有る為、育成途上の林齢ながら、間伐、枝打ち等の保育施業が急務となっている。・・・
2.魚津地区林研グループの取り組み
 前記のごとく当地における緊急課題の野獣対策と地球温暖化対応の一環である元気な森づくりを進めるため、林研メンバーが自然の恵みを教材とする自然体験学校「夢創塾」を活動の舞台とし、次世代を担う小学生と一緒になって、荒廃している森を切って育てる「風の道」森づくりに昨年から取組んだ。
 「風の道森づくり」とは荒廃している人工林、自然林を間伐、伐採し、散策、観察道を開設すると共に周辺も整備し、見通しの良い林にする。それによって、森の中を風が通り抜け、人が出入りし、それに伴っで情報の交換もでき、木漏れ日が当たって、ギョウジャニンニク栽培も可能とする。・・・
3.「風の道」森づくり
 平成18年に実施した地元朝日町立五箇庄小学校6年生が総合学習の時間に学んだ「凧の道森づくり」プログラムを紹介する。
【第1回・自然環境を知る-森と水が果たす多面的機能を真冬に実施して観察する】
 雪の性質しらべ、森林の雪による影響、河川の水生昆虫の観察や河川水が発電、農業用水、消防利水、流雪、融雪に利用される現場を観察する。河口で地下水を利用した鮭の養殖場見学と鮭の放流体験をする。
【第2回・間伐材による炭づくリー短時間での炭化を花炭づくりで体験する】
 花炭づくりで炭づくりの原理を知る。実際の炭窯の原料運搬とできた炭の取り出し作業を体験し、生木と炭化した木材の違いを知り、水分が凝縮して木酢液になることを教える。
【第3、4、5回・「風の道」散策路づくリー林業の役目を散策路つくりで体験する】
 夢創塾は小川流域の上流域にあり塾の敷地後背には広葉樹主体の自然林と杉の人工林があり、これらの植生を観察する標高350m付近の山裾に延長1kmの「風の道」散策路を作ることになった。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_018_023.pdf 489 KB 2008/10/10 11:19:48