林業研究グループの活動事例情報

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表題 市貝町木炭組合(平成19年度 林野庁長官賞)栃木県
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成19年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2008年6月/P13-17
執筆 市貝町木炭組合 栃木県芳賀郡市貝町
本文から 1.組合の成り立ち
 栃木県芳賀郡市貝町は、宇都宮から束へ約24kmに位置し、緑豊かな山野と小員川のせせらぎ、そして人情味あふれる人々の心か通い合う町です。・・・
 現在組合員は8名ですが、これまでの伝統と高い技術を生かした生産を行っています。特にクヌギ炭については、木口が見事な菊の花形をしていることから「下野菊花炭」として商標登録を行っています。
2.活動状況
(1)茶の湯炭の生産技術の向上
 組合の主な活動は「茶の湯炭」の生産です。茶の湯炭の炭は主にクヌギが使われることから、市貝町は産地として非常に適しています。しかし、茶の湯炭は、しまりがあること、樹皮が密着していること、炭の切り口が菊の花のように割れていて、割れ目が細かく均一であることなど、製造過程において非常に高い品質が求められます。このような高い品質の炭を製造するため、・・・勉強会などを実施してきました。・・・
(2)木酢液認証取得
 平成16年12月に木竹酢液関係業界6団体が設立した「木竹酢液認証協議会」による「木竹酢液認証システム」が平成17年2月に運用を開始しました。組合では、消費者に安定した品質の木酢液を提供し、粗悪品との差別化を図るという認証システムの思想に共感し、この認証の取得を目指しました。書類作成、現地審査の結果、平成17年12月に認証を取得することが出来ました。・・・
(3)炭窯作り
 栃木県では黒炭が主流であり、白炭に取り組んでいる生産者は少数です。そこで白炭に挑戦することに決め、自炭窯の製作に組合全員で取り組みました。窯は紀州備長炭等の炭窯を参考にし、約1カ月かけて製作しました。・・・
(4)クヌギ薪炭林の整備
 ・・・私たちは今後も茶の湯炭を安定して焼いていくためには、自分たちで原料となるクヌギを確保する必要があると考え、薪炭林の整備を行なっています。茶の湯炭に適した太さ10~15センチ前後のクヌギを得る施業の方法は、・・・
(5)新製品の考案、PR活動
 燃料炭、茶の湯炭だけでなく、新たな製品を作ろうと平成15年に粉炭機を導入し、粉炭の生産を始めました。出来上がった粉炭は土壌改良材、消臭剤等、いろいろな製品化を図ってます。また、クヌギの他にもカシの大径木、さらには竹を焼き、竹炭の生産も始めました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2007_013_017.pdf 357 KB 2008/10/10 11:18:27