林業研究グループの活動事例情報

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表題 名護林業研究会(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成18年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2007年6月/P211-214
執筆 名護林業研究会 沖縄県名護市
本文から 1.地域の概要
 名護市は、沖縄本島のほぼ中央に位置し、東側が太平洋に、また西側は東シナ海に面しています。西側の名護湾沿いに中心市街地が弓状に拡がっていて、面積は約21,024haで、うち約11,074haが森林となっています。
2.グループの概要
 名護林業生産加工販売事業協同組合(以下「名護林業」と呼ぶ)は、林業の生産及び収益の向上、林業所得の増大を図るため、昭和59年に設立された組合で、県産材を中心とした木製品加工(東屋、木製防護柵、レーザー加工等)や粉炭製造(土壌改良剤、調湿材)、ユーカリ栽培(コアラの飼料、ユーカリ茶)等の事業を展開しています。
 コアラの飼料用のユーカリ栽培については、本土でも行われていますが、冬場における新葉の収穫が困難であります。そのため、名護林業では冬場の飼料として本土へ出荷する事を主目的として、昭和60年からユーカリ栽培に取組んでいます。・・・
4.活動の内容
(1)学童机の材料となる樹種
 県産材を用いた学童机は、一般に普及しているスチール製と比較すると価格が倍近くになります。この価格格差の中、私たちの学童机を普及していくためには、「環境負荷が少ない」、「木の温もりや香りによる心理的効果の発揮」をアピールする他に、「沖縄特有の樹種」で、かつ「軽くて児童が扱いやすい」事が必要だと考えました。そこで、白羽の矢が立ったのがウラジロエノキです。・・・
(2)国東村が導入に手を挙げた!
 このウラジロエノキ材学童机を活用していただく学校がないか探していたところ、国頭村が手を挙げました。国頭村は、沖縄県最北端に位置し、人口は約5,700人の村で、毎年約50人の児童が小学校に入学しております。・・・
(3)問題発生!!
 やはり活動当初は、「学童机の製作は初めて」、「ウラジロエノキの材を活用するのも初めて」、「製作コストが高いので、加工技術の研鋳、学童机の構造の検討を行わなければならない」などといったように、課題が多くあり、また不安もありました。
「それでも、取組まなければ始まらない!」ということで製作を始めたのですが・・・。
 平成16年4月、国頭村に初めて納入した学童机で問題が起こりました。机の天板にゆがみや隙間が出来てしまったのです。その原因は、私たち名護林業研究会が受けてぃる乾燥技術の未熟さでした。・・・
 その結果、70日間の天然乾燥の後、150時間の人工乾燥、そして1ヵ月間寝かし含水率を安定させるという方法にたどり着きました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2006_211_214.pdf 103 KB 2008/10/09 18:27:37