林業研究グループの活動事例情報

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表題 太の原林業研究会(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成18年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2007年6月/P193-196
執筆 太の原林業研究会 長崎県東彼杵郡東彼杵町
本文から 1.地域の概要と林業を取り巻く問題点
 大の原林業研究会は、長崎県のほぼ中央に位置する東彼杵郡東彼杵町の山間地域に所在する組織です。東彼杵町は面積が約74.2km2、人口は約9,600人で、農業を基幹産業とする町です。・・・
 東彼杵町の特産品のひとつであるお茶は、長崎県内の70%の生産量を占め、約400haの栽培面積を有し「そのぎ茶」として販売されています。ここ大の原地区では、古くから茶畑の開墾を始め、60haの圃場でお茶の栽培を行っており、・・・
 東彼杵町の林業につきましては、森林面積が4,763haで町の面積の約64%を占めています。民有林は3,251haで、そのうち人工林が2,367haで民有林の73%となっており、県平均44%を大きく上回っています。しかし、その60%を越える人工林は伐期を迎えているにも関わらず、・・・
2.グループ結成の経緯
 太の原林業研究会のある太の原地区は、標高300mから370mの山間部に広がっており、戸数33戸でそのほとんどがお茶の専業農家です。
 昭和32年、お茶と林業の複合経営を目指した先代達が、林業技術の修得、会員相互の交流を目的に太の原林業研究会を発足させ、集落有林において林業技術研修及び勉強会を重ねてきました。
 その後、隣接する川棚町・波佐見町の会員で組織する東彼林業研究会では、林間作目としてハランの栽培に取り組んでおり、私達も昭和62年にハラン部会を6名で結成し、県、町、東彼林業研究会の指導を受け、ハラン栽培に着手しました。・・・
3.ハラン栽培の現状と成果
 ハランの出荷時期は、お茶の農閑期に当たるため会員も強い関心を持って取り組んでいます。平成2、3年度には林業構造改善事業により、ハラン種苗生産団地として26ha造成しました。その苗固から各会員が種苗の配布を受け、栽培地を拡大し現在では栽培面積約2haで、約5万枚を生産しています。・・・
4.新たなハラン生育環境整備に向けた取り組み
 ハランの栽培には適当な照度を必要とするため、間伐(間引き)作業はかかせませんが、大型の高性能林業機械を使った列状間伐はハランに損害を与えるだけでなく、ハランの成長にムラができるため、定性間伐でしか対応ができません。そこで、比較的安価で材の搬出も容易に出来る簡易ウィンチの購入を検討することにしました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2006_193_196.pdf 111 KB 2008/10/09 18:21:29