林業研究グループの活動事例情報

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表題 与謝地方林業研究会、林業研究グループ連絡協議会丹後支部(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成18年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2007年6月/P132-137
執筆 与謝地方林業研究会、林業研究グループ連絡協議会丹後支部 京都府京丹後市
本文から 1.京都府与謝・丹後地域の概要
 私たち「与謝地方林業研究会」と「林業研究グループ連絡協議会丹後支部」が活動している地域は、京都府北部、日本三景の天橋立や伊根の舟屋など、風光明媚な海岸線を持つ丹後半島に位置しています。
 私たちの林研は、2市2町にまたがる約6万haの民有林が活動範囲で、戦前は、薪炭林や柴山、放牧地として活用されていました。戦後、植栽が始まった造林は、スギ・ヒノキを中心に植栽され、与謝・丹後地域の人工林率は約25%と、府下では造林の歴史が浅い地域ですが、公社等の組織造林が積極的に行われ、今日に至っています。
2.林研の活動状況
 私たちの林研は、京都府林研の活動に合わせて、与謝林研は昭和45年、丹後支部は昭和54年に設立し、良い山づくりのための研修活動に取り組んできました。
 主な活動は、樹苗生産から育林全般にわたり、両杯研合わせて200名を超える会員数となり、会員の交流と自己研鎮が、与謝・丹後地域の造林を推し進めてきました。
 しかし、外材の輸入増加と建築工法の変化による国産材需要の減少が、私たちが営々と取り組んできた林業を苦しめ始め、木材価格の長期低迷の中、一昨年の台風23号による風倒木被害が、林研会員の減少傾向に、更に拍車をかけました。・・・
3.新たな会の活動
 山づくりへの意欲を失った会員に対して、再び、山へ関心を向け、林業経営意欲を向上させるため、新しい活動に取り組もうとしています。
 まず第1に、風倒木被害復旧に向けた「復旧研修会」と「風倒木被害復旧コンクール」の開催です。風倒木被害の被害状況と原因、そして復興対策と今後の育林方法などを検討するため、管内激書地の被害状況を視察しましたが、丹精込めて育て上げた優良林が、一瞬のうちになぎ倒された様子は、無惨そのものでした。
 絶望と挫折感が会員を支配しましたが、林研グループ会員相互の励ましにより、被災した会員から「再び、再造林をする決心をしました」と言う決意の言葉を聞き、被害木の整理と再造林に取り組むその姿は、多くの参加者に感動を与え、沈んでいた会員の心を救ってくれました。・・・
 第2に、ヒサカキ等の「枝もの」など、里山林の有効活用の取組です。木材価格が長期低迷する中、「災害に強い森づくり」というテーマのもと、約20年前から与謝・丹後地域に豊富に自生するヒサカキを活用した山の有効利用に取り組んでおられる、京都府指導林家であり会員の藤田氏などから、ヒサカキの栽培方法を学びました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2006_132_137.pdf 155 KB 2008/10/09 17:55:16