林業研究グループの活動事例情報

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表題 特定非営利法人 北信州の森林と家をつなぐ会(全林研会長賞)
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成18年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2007年6月/P106-110
執筆 特定非営利法人 北信州の森林と家をつなぐ会 長野県中野市
本文から 1.北信州地域における平成15年以前の木材流通の状況
(1)北信州地域の素材生産
 平成14年度の北信州地区の素材生産量は、およそ1万5,000m3(平成15年度長野県木材統計)で、そのうち96%が民有林から生産されていた。生産者別では素材産業者が全体の89%、森林組合が残り17%となり、・・・
(2)北信州地域の製材業
 北信州地域の製材業における素材の年間購入量は、およそ2万3,000m3で、ほとんどが外材による製材であり、国産材は24%にとどまっている。・・・
(3)北信木材センター(木材市場)
 北信地域の地域材流通の元となるべき、北信木材センターへの出品量は年間およそ2万m3(推計)であり、その販売先は県内が約30%であり県外への依存度が高かった。
2.北信州地域の木材流通の問題
(1)木材の需要と供給
 北信州地域の製材業では、素材購入の大部分を外材に依存していた。・・・
(2)外材への依存
 北信州地域は、新潟県の直江津港が近く外材が購入しやすいため、外材の製材販売が地域の製材品の中心となり、・・・
3.NPO法人北信州の森林と家をつなぐ会の取組
(1)会の結成
 北信州地域にあっては、地域材の生産は頻繁に行なわれており、製材業への供給量にはそれほど問題はなかった。しかし、それを利用する大工、工務店側の外材への依存が地域材利用を普及するための障害となっていた。
 こうした現状を打破するため、地域材の利用を循環型社会の構築という環境問題として別の価値観からとらえ、そのことを広くアピールしていこうと、地域の建築士、施工業者、製材業者、森林組合職員の有志が集まってできたのが、NPO法人「北信州の森林と家をつなぐ会」である。
(2)地域での活動
 この会では、一般消費者の意識を変え、地域材利用を促進することを重点としてとらえている。そのため、一般向けに会員が講師となり定期的に家づくり勉強会を実施している。その中では、家づくりの全てについて講義が行なわれ、木材だけではなく自然素材の利用を呼びかけている。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2006_106_110.pdf 105 KB 2008/10/09 16:13:13