林業研究グループの活動事例情報

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表題 笹子町林業研究会(平成18年度 全林研会長賞)山梨県
出典 林業グループ活動・研究事例集(平成18年度)/全国林業研究グループ連絡協議会刊/2007年6月/P84-87
執筆 笹子町林業研究会 山梨県大月市笹子町
本文から 1.大月市笹子町の概要
 大月市は、山梨県の東部に位置し、笹子町はその大月市の中で最も西側にあり、笹子峠から源を発し西から東へと流れる笹子川に沿って6つの集落が点在しています。
 総面積3,961haのうち92%、3,644haが森林であり、かつては養蚕と木炭生産を主要産業とした山村でした。・・・
2.グループ設立の経緯
 笹子町の森林は、県有林2,431ha、民有林1,213haです。かつての民有林の所有形態をみると実に52%、635haが記名共有林であり、持ち山のない人や、持っていてもごく僅かの面積の人が多かったため、共有林の利用方法として入会権を個々に区分して、伐採・造林を行い管理してきました。
 しかし、昭和41年度に大月市が導入した第一次林業構造改善事業を機会に、入会林野近代化整備事業を取り入れ、共有林の個人分割を行うこととなりました。そのために結成した組合員137名の共有林野入会整備組合は、幾多の困難を克服しつつ、12年の歳月をかけ、全ての記名共有林の個人分割登記を完了させることができました。・・・
3.活動の状況
 ・・・昭和53年2月に「笹子町造林組合(協業体)」を設立しました。その造林事業の手数料によって、研究会の運営経費を捻出することもでき、・・・
(1)林業知識と技術の習得
 笹子林研では、発足当初から会員の林業知識と技術習得のため、県・大月市及び大月市森林組合などが開催する林業研修会に積極的に参加し、先進地視察などの活動も独自に行ってきました。
(2)優良材の産地化
 ・・・入会林野整備事業により個人に分割した山林と、県からの借地を含む、6つの団地で、団地共同森林施業計画を樹立し、地域に適した生産目標と育林方法を定めるとともに、その実現に向けて間伐・枝打の展示林を設け、優良林の産地化を推進してきました。
 その成果として、現在までに間伐216ha、枝打310haを実現することができました。
(3)後継者づくり
 地元管子小学校には「緑の少年少女隊」が平成5年に設立され、約3haの学校林への植樹やその整備活動、森林教室の開催やシイタケ栽培などに取り組んでいます。・・・このような長年の活動を評価していただき、私たち笹子林研は平成11年に農山漁村高齢者対策優良活動地域表彰の優秀賞(林野庁長官賞)をいただくことが出来ました。・・・
ファイル名 サイズ 更新日時
林研2006_084_087.pdf 100 KB 2008/10/09 16:01:36